読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

マンガルチャー

無料で読めるスマホアプリの漫画を紹介中

あの夏に還して【日本人なら一度は読むべき!!】古宮あき

あの夏に還して(1) (ファミ通クリアコミックス)

先日、京都に行った時に、戦争、原爆の被害を伝える写真や、絵が公開されていました。無残な絵、立ち尽くす子供、色々な写真がありました。

さて、今回紹介するのは、その戦争、日本人にとって、忘れる事のない「太平洋戦争(大東亜戦争)」に関するマンガでマンガボックスインディーズで公開されている古宮あきさんの「あの夏に還して」、僕の超イチオシの漫画です。

  

あらすじ

ある日、大学生の京(きょう)は自分の家に帰ると、軍服を着た男「赤坂」を見つける。赤坂は、大東亜戦争の真っ最中、1943年からタイムスリップしてきてしまった人間だった。赤坂の他にも、中河や兼行など、当時の軍人たちが、京のいる現代にタイムスリップしてくる。

そんな3人は現代に触れる事で、それぞれの戦争に対する思い、現代の平和に対する考え方、敗戦に対する悔しさ、そして変わっていく自分達の考え方など、タイムスリップしてきた事で生まれた新しい感情が3人を前向きに進めていく。

 

 

「あの夏に還して」感想

最初に言っておくと、このマンガはインディーズな事もありますが、絵は発展途上ですが、物語の構成力、感情表現が抜群です。今の人にとって、戦争は全く知らないもの。関わるキッカケもない。戦争をしていた人達が今の日本を見たらどう思うのでしょうか。原爆を受けて、凄惨になった広島や、長崎を見てどう感じるのでしょうか。 

このマンガは、当時の戦争をしていた軍人たちがタイムスリップしてきて、今の日本をどのように思うのかを、真面目80%、面白さ20%(そして、ラブコメディが少々)で描いています。

  

はだしのゲンが、その時の戦争の様子を残酷に描くことで、戦争をしてはならないという教訓にしていましたが、このマンガのようにアプローチを変えて、現代らしいほんわかした表現でも、心に響く表現になる事で、戦争の残酷さを伝える事が可能なんだなと感じました。

「あの夏に還して」は実写化してもいいくらいだと思います。奇抜な作品ではないにも関わらず、インディーズで2位となっている事から、日本も捨てたものじゃないなと思い、ぜひこのマンガを継続的に読むと同時に、周りにもオススメしたい作品です。

 

追記)

広島編の展開、泣きそうです。中河の悔しさというか、悲しみというか、そういった1つでは括れない感情が、慰霊碑の前であらわになっているシーンは、感動しました。長く書いていてもクオリティが落ちていない、「あの夏に還して」。ぜひ、実写化を希望します。

 

 

関連書籍