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まんがで夜更かし

「なぜあなたは漫画を読むのですか?」と聞かれたら、そこに漫画があるからと答えます。

ベイビーステップ 1~38巻 【成績オールAのエーちゃん、テニスを始める】勝木光

スポーツ

ベイビーステップ(1) (週刊少年マガジンコミックス)

最近、錦織選手の活躍もあり、テニス業界が熱いですね。私が小学校の頃、テニス業界が盛り上がっていた訳ではなかったですが、テニスのマンガと言えば、「テニスの王子様(通称:テニプリ)」が全盛期でした。あの頃は夢中で、ツイストサーブとスネイクの練習をしていましたね。

 

それ以降も、テニスのマンガはいくつか出ていたようですが(例えば、ジャイアントステップとか・・・)、残念な事に鳴かず飛ばすでした。

 

そりゃそうですよね、

 

 

テニスボールでガットの真ん中に綺麗に穴が空いたり、

 

 

はたまた壁に貼り付けにされたり、

 

 

そして最近では

 

 

ネットがボールの摩擦で燃えたりする

 

 

そんなマンガと肩を並べられるものは全くありませんでした。

 

 

そんな中、出てきたのがこの「ベイビーステップ」。なんと主人公を成績オールAの優等生という斬新さ。しかも、1~2巻くらいまでは主人公の魅力がほとんどない(笑)。なんなら、キャラクターの一人であるタクマの方がよっぽど、主人公っぽい。

 

しかし、マンガなのに妙なリアリティや、テニスをやっている人からたくさん共感されるメンタル面の表現力がずば抜けているベイビーステップは30巻を超える息の長いマンガになりました。

 

今回はそのベイビーステップの紹介です。それでは行ってみましょう!! 

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あらすじ

学校の成績はいつもオールAで、とっても真面目な性格の丸尾栄一郎こと、「エーちゃん」。そんな彼が南テニスクラブ(通称:STC)でテニスを始めた。真面目な彼は、「完璧に打てた時の気持ち良さ」がきっかけでテニスの魅力に気付いていく。(巻末別のあらすじは後半へ)

 

 

感想

冒頭の話と重複しますが、スポーツのマンガっていうのは、もともとすごい才能をもっていたり(テニスの王子様)、やんちゃなやつがスポーツに本気になったら凄い(スラムダンク)とかが多いと思うんですが、ベイビーステップの設定は、学業優秀でスポーツ経験ほぼなし、というかなり斬新な設定です。

 

最初こそ、そのキャラの特徴のなさから打ち切りの話もあったようですが、結果的に真面目にテニスに取り組むエーちゃんの魅力がベイビーステップの価値として、昇華されていっているように感じます。

 

 

1巻では、試合のシーンはほとんどありません。まだテニスを始めたばかりなので、フォアハンドの打ち方とか、リターンが中心になっていますので、ちょっと物足りないかも知れません。面白くなってくるのは、5巻に収録されている神奈川NO.2の荒谷戦くらいからなので、最初はこんなもんかと思って、ハードル下げて見た方が良いと思います。

 

エーちゃんの周りには、1巻で出てくるだけでも、女子全国区で学園のアイドル「鷹崎奈津(たかさき なつ)」や、男子全国区の「江川琢磨(えがわ たくま)」、神奈川6(?)天王のうちのひとり、「深沢諭吉(ふかざわ ゆきち)」など、魅力的なキャラがいっぱいいます

 

 

中でもオススメは、関東選抜で出てくる「井出義明(いでよしあき)」ですね。「見ていてギャラリーが盛り上がる試合」というのが井出義明のコンセプトになっているのですが、そのハラハラドキドキ感が、絵の中から伝わってきます。

 

 

16巻の決着のつくシーンは、音しかないのに緊張感の伝わってくる描写は必見です

 

後々、同じクラブの仲間でありながら、同時にライバルでもある彼らと戦っていき、共に成長していくのは、ベイビーステップ、最大の特徴であり、最大の魅力です。そんなエーちゃんの成長、ぜひマンガで読んでみては如何でしょうか。

 

巻別あらすじ

1巻

ベイビーステップ(1)

ベイビーステップ(1)

 

 成績オールAのエーちゃんは、高校に入り、週一回の運動を始めようとする。そこで、母親から勧められたのがテニスだった。エーちゃんが通い始めた南テニスクラブは名門テニスクラブ。そこで、全てが完璧に打てた時の気持ちよさを知り、テニスにのめり込むようになる。

2巻

ベイビーステップ(2)

ベイビーステップ(2)

 

 タクマとのサービス50球勝負に挑んだエーちゃん。リターンのコツを掴みかけていたが、残念ながらタクマのサービスを相手コートに打ち返すことはできなかった。しかし、リターン勝負を見ていた三浦コーチは、エーちゃんの眼の良さに驚き、エーちゃんを「神奈川ジュニアサーキット」に出ないかと誘う。2巻ではエーちゃんvs大林戦を収録。

3巻

ベイビーステップ(3)

ベイビーステップ(3)

 

 三浦コーチに言われ、タクマを試合をしたエーちゃん。当然ながら、完敗で負けてしまう。しかし、真面目なエーちゃんはタクマに追いつくための限界スケジュールを考え、実行しようとする。そして、その1年後の「神奈川ジュニアサーキット」にエントリー、順調に勝ち進んだエーちゃんは、第4シード「宮川卓也(みやがわたくや)」との試合に臨む。

 

両手両打ちでキャラとして魅力のある宮川戦もいいですが、越成くんとの試合のビビリがとてもいい!テニスのメンタルを象徴するかのようなシーンで、ベイビーステップならでは、表現だと思いますね。

4巻

ベイビーステップ(4) (講談社コミックス)

ベイビーステップ(4) (講談社コミックス)

 

 大林卓也との試合で、タイブレークを挑戦する気持ちで取り組み、勝ちをもぎ取ったエーちゃん。シード選手を破った事で、さらに勝ち上がりたい気持ちが出てくるエーちゃんに、アメリカからのメンタルトレーナー「マイク」が1日だけのトレーニングを付けてくれる。その効果あってか、第16シードの寺島くんに圧勝。そして、絵を描くスタイルの「岩佐博氷(いわさひろみ)」と戦う。

 

マイクの話はメンタルを重要視するベイビーステップではとてもいいです。後々、マイクは登場して、メンタル面でのフォローをエーちゃんにするシーンがありますし。一方、岩佐博氷の絵を描くスタイルはイマイチですね。ちょっとテニスの王子様感が出てて、ベイビーステップの良さが失われてる気がします。

5巻

ベイビーステップ(5) (講談社コミックス)

ベイビーステップ(5) (講談社コミックス)

 

 神奈川第2シードの野獣「荒谷寛(あらやひろし)」との試合がスタート。圧倒的なパワーとカウンターショットの前に、苦しめられるエーちゃんだが、得意のテニスノートによる分析と、眼の良さを活かして、荒谷を追いかける。

 

5巻くらいから、ベイビーステップらしさ、というかエーちゃんの「テニスノートによる分析+眼の良さを活かした戦略を使う」という、キャラが確立し始めます。力差のある相手に、工夫して食らいついていくエーちゃんをとても応援したくなる巻ですね。

 

6巻

ベイビーステップ(6)

ベイビーステップ(6)

 

 荒谷との大接戦の末、セットカウント0-2で負けてしまったエーちゃん。最後の決勝戦はタクマが、荒谷を下し、エーちゃん16歳の夏「神奈川ジュニアサーキット」は幕を閉じる。

 

全日本ジュニアに向け、気持ちを切り替えていく中で、神奈川ジュニアサーキットを目標にしていたエーちゃんは、みんなとの立ち位置が少し違っている事に気付く。

 

そして、テニスにどう取り組むべきか、悩んでいたエーちゃんは、池の試合を見てプロを目指すことを決意する。

 

この巻では、エーちゃんがついにプロを目指す第一歩を踏み出します。その「丸尾栄一郎人生プラン」がとてもいい!エーちゃんの不器用さもいいですけど、心配するお母さん、息子を信じるお父さん、エーちゃんが家族に愛されてるんだぁという1ジーンです。

 

そして、三浦コーチの地獄の特訓。これもまた、リアリティがあっていい。ヒーロー性の高い主人公は、ちょっと見ないうちに急に強くなったりしますが、それがないのが、ベイビーステップ。転機となる一巻なので、発刊されてる中でもオススメです。

 

7巻

ベイビーステップ(7)

ベイビーステップ(7)

 

 エーちゃんは全日本でNo.2シード「難波江優(なばえゆう)」に出会う。彼はPCを使って試合を分析するなど、エーちゃんと似たタイプで、全てのスキルをオールAに引き上げることを目標としている選手だった。そんな難波江くんと、全日本ジュニア室内選抜、関東予選の一回戦でドローが組まれる。

 

この巻も、6巻に続きエーちゃんが変わっていく(成長していく)巻になっています。難波江くんとの試合の中で、コートを100分割したショットを狙い始めるのもこの巻で、後々まで続くエーちゃんらしい部分が見えるようになってきます。

 

8巻

ベイビーステップ(8)

ベイビーステップ(8)

 

 難波江くんとの試合でコントロールを重視したショットを用いて戦うものの、負けてしまう。難波江くんに負け、岡田くん、井出くんの試合を見て、焦りを感じていたエーちゃんの元に、新たなコーチ「青井竜平」が現れる。

 

ついに、エーちゃんのメインコーチになる、青井さんが出てきます。エーちゃんの頑張り屋で、真面目な本質を見抜き、アドバイスしていく姿が本格的に見れるのは、もうちょっと後になりますが、二人の師弟関係が素晴らしいですよ。

 

9巻

ベイビーステップ(9)

ベイビーステップ(9)

 

 フロリダ編に突入して、本格的にトレーニングに入っていくエーちゃん。欧米ならではの、二段階のテニスに苦しみながらも、得意とするコントロールを武器に戦おうとする姿が魅力的。また、この巻では、エーちゃんはスポーツでよくある負け癖にも悩まされます。

 

また、ここで出会う外国人選手達。アレックスやクリシュナとも出会います。そして、美形のアレックスの妹、マーシャも。全く違う環境での人や新しいテニスとの出会いが描かれた巻です。

 

10巻

ベイビーステップ(10)

ベイビーステップ(10)

 

 アレックスを、データで追い込むエーちゃん。一方で、アレックスはそのデータを越えるために、攻撃的バンクバンドを使って、応酬していく。この試合、初めてゾーンに目覚める事もあって、個人的に、エーちゃんの試合の中で、2番目に好きです(一番は16巻の井出戦)。

 

そして、日本に帰って来たエーちゃんは、なっちゃんに告白しようとするが・・・、テニスも恋も進展だらけの巻になっています。

 

11巻

ベイビーステップ(11)

ベイビーステップ(11)

 

 タクマの圧倒的なサーブスピードの前に苦戦するエーちゃん。同時にポイントの差がサーブの差である事を認識し、早いサーブを打つ方法を試合中に探していきます。この時、青井コーチがエーちゃんを怪我しないように止めるんですが、これがなかなかの名シーン。

 

青井コーチって、ふざけてるのに、本気になった時、迫力ありますよね。 そして、全日本ジュニア、神奈川選抜スタート。最初の相手は荒谷の後輩。今まで、たくさんの練習で培ってきた実力を活かして、初戦に臨みます。

 

 

12巻

ベイビーステップ(12)

ベイビーステップ(12)

 

 関東選抜への切符をかけた全日本ジュニア2回戦。相手は過去に対戦経験のある「宮川卓也」。ストロークの鬼に対して、えーちゃんの新しい武器であるサーブで戦っていきます。

 

エーちゃんが、全日本ジュニアに向けた練習を通じて強くなっている(特にサーブ)事が実感できる巻になっています。

 

番外編には、なっちゃんの呼び方に関するスピンオフになっています。エーちゃんが「鷹崎さん」→「なっちゃん」に変わる様子を、甘酸っぱく描いています。こんな、同級生欲しかった・・・(笑)

 

13巻

ベイビーステップ(13)

ベイビーステップ(13)

 

 神奈川シングルス大会、決勝まで駒を進めたエーちゃんの対戦相手は、左利きの野獣、荒谷寛。神奈川ジュニアサーキットでの戦い同様にパワーで圧倒されるエーちゃんでしたが、磨きをかけたコントロールを武器に戦っていきます。

 

しかし、神奈川シングルスの準決勝で左利きに慣れていないという設定には若干違和感が・・・エーちゃんの分析力があれば、1回目の試合でも気づきそうですけどね~。

 

17巻

ベイビーステップ(17)

ベイビーステップ(17)

 

 井出義明(いでよしあき)との試合も後半戦。お互いにテンションの上がりまくった試合展開で、マンガなのに、一球一球の流れに緊張感があります。特にチャンピオンシップポイントでは、ハラハラドキドキが止まりません。

 

巻の後半は、、おそらく一番ベイビーステップっぽくないキャラクター、「高木朔夜(たかぎさくや)」が登場。試合しているエーちゃんもメンタル揺さぶられてると思いますが、見ているこっちもハラが立ってくるキャラクターです。

 

18巻

ベイビーステップ(18)

ベイビーステップ(18)

 

 高木との試合で怒りをコントロールしながら圧勝するエーちゃん。なんだか、見ながらスカッとしましたね。試合は見ていて気持ちいいものではなかったですが、青木コーチの「こいつにあったトレーニングをしている」という言葉が高木に刺さったと思うので、改心を期待します。

 

確かに、勉強でもスポーツでも高木のように「あいつよりやってるのに・・・」と思うことはありますから・・・、もしかしたら高木は、心の弱い人間の代弁者なのかも。

 

巻の後半では、エーちゃん2回目となる難波江戦。前半の滑り出しは順調ですが、どうなるのか?

 

あ、あとエーちゃん、なっちゃんといちゃつき過ぎですね(笑)

 

19巻

ベイビーステップ(19)

ベイビーステップ(19)

 

 ほとんど、難波江戦だった、19巻。チャレンジャーとして挑むエーちゃんの心境が中心に描かれています。

 

個人的に、ここが特別に面白い!!というのはなく、全体的にエーちゃんのメンタルの変化を表現している事自体に魅力のある巻だと思いますね。

 

テニスをやる人なら、ゾーンもなんとなく感じたことあるんじゃないでしょうか。

 

20巻

ベイビーステップ(20)

ベイビーステップ(20)

 

 全日本ジュニアに向けて、タメになっている巻。残念ながら、面白いシーンはあまりありません。

 

ただし、なっちゃん好きなら20巻は注目の巻です。なぜなら、15巻以来となる、エーちゃんと、なっちゃんのいちゃいちゃシーンがあるから!!

 

「私、手を繋ぐの好きみたい」とか言われたら、誰でもドキドキさせられますね。

 

21巻

ベイビーステップ(21)

ベイビーステップ(21)

 

 全日本ジュニア、2回戦、ライジングフラットの使い手、「岡田」が中心となる21巻。この巻も、相当面白い。

 

岡田みたいなキャラクターの人っていると思うんですよね。もってる人を、心から羨ましく思う人。正直、僕も岡田寄りの人間なので、感情移入してしまいますね。

 

そんな岡田の心理描写が多く、悩んだテニスをしている様子はいろんな人の心に響くんじゃないでしょうか?

 

余談ですけど、岡田戦はどっちが主人公かわかんないくらいです(笑)

 

22巻

ベイビーステップ(22)

ベイビーステップ(22)

 

 この巻、すごく良いですよ。見所がたくさんあります。

 

まずは岡田戦。セカンドセットを空振りして落とした岡田は、今まで悩んでいた自分を振りきって、思いきりのあるショットを連発してきます。これが見ごたえがあるんですよね。

 

この思いきりのあるショットを出し始めるまで、岡田くんをカッコいいと思ったことはありませんでしたが、この試合は凄くカッコよく見えるのが印象的です。

 

また、試合後の岡田くんもとても良い。トイレで悔しがってから、出てきた所に記者や、大学のスカウトなどが押し寄せてくるのに対して岡田くんが「ありがとうございます」というシーン。

 

今まで日の目を浴びてこなかった岡田くんが、回りから認められているシーンは、やっぱり努力は報われる、という事を表現しているようで、感動モノです。

 

さらに、なっちゃんの両親にエーちゃんを紹介しているシーンで、アキちゃんが出てきて泣いちゃうシーン。アキちゃんのお母さん・・・、娘にそれはちょっと可哀想ですよ・・・。

 

それぞれの話は短いながらも、凝縮されている感じで22巻はとても面白さが凝縮されていると思いますね。

 

そして、23巻からは池爽児の元ライバル、「緒方克己(おがたかつみ)」が出てきます。めっちゃ楽しみです。

 

23巻

ベイビーステップ(23)

ベイビーステップ(23)

 

 池爽児のライバルである、天才「緒方克己(おががたかつみ)」の試合が中心となる23巻。今までは、エーちゃんがなんとか頑張れば、勝てるかも・・・という、試合展開が多かったですが、緒方戦は負ける雰囲気しかしません。

 

23巻の緒方戦の中で、もっとも好きなのが、片手バックで、エーちゃんが打った外に逃げる玉を、ねじ込んでくるシーン。

 

緒方のフットワーク抜群の両手バックもカッコいいですが、このシーンは外せませんね。

 

24巻

ベイビーステップ(24)

ベイビーステップ(24)

 

 相変わらず、緒方のカッコ良さが際立っている24巻。正直どっちが主人公なのか、わかりません。

 

この巻も、23巻に引き続いて緒方戦のみなので、白熱した試合展開が中心になるのですが、中でも息を飲むのが、第2セット、タイブレイクの最終ポイント。

 

緒方がクロスに打とうとして、ネットにかかったポイントですね。ベイビーステップは主人公が普通に負けますから、普通のスポ根マンガと比べても、輪をかけて緊張感の溢れるシーンでした。

 

さらに良かったのが、緒方が転倒した後に言った台詞。

 

もし 今僕がテニスに必要とされているなら

 

こんな所で怪我をするはずがない・・・

 

このセリフ凄く好きですね。「神のみぞ知る」みたいで。

34巻

ベイビーステップ(34) (講談社コミックス)

ベイビーステップ(34) (講談社コミックス)

 

 ベイビーステップ初めてとなる、タクマが一人だけの表紙の巻。表紙の通り、タクマとエーちゃんと試合がメイン。プロに転向して、さらにサービスの力が磨かれたタクマは最高速度232km/hの超高速サーブを打てるようになっていた。その他にも緩急や、球種を備えたサーブに加え、タクマの持ち味である繊細なボールタッチを活かしたサーブ&ボレーにエーちゃんは苦しめられる。

 

この巻の展開は、錦織圭がビッグサーバーと戦う時のイメージととても重なります(戦略面では違う所がたくさんありますが)。この巻では、エーちゃんの心理描写よりもタクマの描写の方が際立っており、1,2巻でエーちゃんと出会った頃の回想シーンなど、初期の頃をもう一度読み返したくなるようなシーンがたくさんあります。

36巻

ベイビーステップ(36) (講談社コミックス)

ベイビーステップ(36) (講談社コミックス)

 

 ついに、セカンドセットを取ってタクマに追い付くエーちゃん。この36巻のクオリティーはすごいですね。

 

今まで、関東選抜でのエーちゃんと井手の戦いが一番好きだったんですけど、このタクマとの試合は見逃せない。マンガなのに、手に汗握るような感覚になってしまいます。

 

メンタルの話が多目ですが、タクマのメンタルに注目してるところが面白い。特に

 

 

「俺は・・・カッコよく・・・ねぇ!!」

 

 

がシュール過ぎます。

 

そういえば、341話で、タクマのボレーが池の打ち方に似せてるのはわざとなんでしょうか?書き方が似てるだけ?ちょっと気になりました。

 

37巻

ベイビーステップ(37)

ベイビーステップ(37)

 

 日本ランキング9位のタクマとの白熱した試合の続きから始まる37巻。序盤から、物凄い熱量で二人の試合が描かれています。結果としては、タクマを「倒す」というよりポジティブな考え方になったエーちゃんが勝ちます。

 

今まで、いくつか試合をしてきてずっと負けてきたタクマに対して、マッチポイントを奪う(しかも公式戦で)シーンは、読者としてもエーちゃんの成長を感じる場面だったのではないでしょうか。

 

さらに、後半からは新キャラクター「種村峰周(たねむらみねちか)」が登場。柔軟性の高いデブという、プロではなかなかない体系なキャラですが、これが結構面白い。

 

タクマみたいなビッグサーバーはアマチュアレベルにはあんまりいないと思うんですが、種村のようなプレースタイルは想像がつきやすく、タクマのサービスをどうやって攻略するか、よりも見ていて入り込みやすい内容になっている気がします。

 

結局、種村にも勝ち、次の相手が不戦勝でベスト4まで進んだエーちゃん。とりあえず、巻の最後ではなっちゃんの家に行くことが決まり、38巻はお楽しみ回からのスタートになりそうです。

 

38巻

ベイビーステップ(38) (週刊少年マガジンコミックス)

ベイビーステップ(38) (週刊少年マガジンコミックス)

 

全日本選手権でベスト4となったエーちゃん。まずはタメのシーンであるなっちゃんの家から38巻がスタート。家に遊びに行くと、両親がいなくて二人きりになるという、マンガにありがちな展開で・・・二人の関係がちょっと、進んだような進んでないような感じになっています。エーちゃん、真面目だなぁ。

 

そして、38巻の前半戦は難波江VS池の戦いが中心。今まで、高校生としてトップクラスだったからこそ圧勝していた難波江も、世界で戦う池の前に苦戦します。でも、その苦戦する様子が凄くいいんですよ、人間らしくて。物語の設定上、なかなかないでしょうが、ここは難波江に勝ってもらいたいと、僕の心が叫んでいます。

 

さらに後半は、エーちゃんVS門馬の試合。38巻には、始まったばかりのところしか収録されていないので、日本最強のベースライナーと戦う39巻が楽しみ。また一波乱起きるのかなぁ。

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