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まんがで夜更かし

「なぜあなたは漫画を読むのですか?」と聞かれたら、そこに漫画があるからと答えます。

ダイヤのA(エース) 1~25巻 感想 【打たせてアウトを取るピッチャー、沢村栄純】 寺嶋裕二

スポーツ

ダイヤのA(1) (週刊少年マガジンコミックス)

最近、「MAJOR」、「あおい坂高校」など、野球マンガをよく読むようになりました。普段は、パニックホラーとか、デスゲームとかが好きなので、いっつも優先順位が下がっちゃうんですが、最近はベースボールインフレ中です。

 

そんな中から、今回紹介するのが「ダイヤのA(エース)」。46巻までで第一部を終え、「ダイヤのAactⅡ」として、新たに連載が始まっているこの作品。それでは感想、あらすじ、行ってみましょう。

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あらすじ

主人公「沢村栄純(さわむらえいじゅん)」は、赤城中学校で野球部に所属しながら、中学校時代に、残念ながら1勝もできなかったピッチャー。しかし、何故か中学最後の試合を見た青道高校のスカウト「高島礼」により、青道高校に入学しないかとの誘いを受ける。

 

中学で一緒に野球をやったメンバーと高校で野球を続ける事を決めていた栄純だが、高島の誘いにより、青道高校野球部の見学に訪れ、そこで投げた11球が、予定していた栄純の今後の人生が大きく変えていく。

 

感想

すごく「少年マガジン」らしい

唐突ですが、僕は同じマガジンで掲載されているテニスマンガ「ベイビーステップ」が凄く好きです。なぜなら、人の限界を超えた必殺技がないから(例えば、波動球とか・・・)。

 

ベイビーステップ(1) (週刊少年マガジンコミックス)

ベイビーステップ(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

  

この「ダイヤのA」も近いものがあって、主人公が人外の必殺技を持っている訳ではありません。むしろ投手として、球速が早い訳でもないので、主人公らしさがあまりありません。そんな栄純の唯一の強みが、「ナチュラルなムービングボール」。

 

「人間にできる範囲の技で、特徴のある武器を持っている」というのがマガジンのスポ根マンガらしくあり、同時に凄く好きなポイントです。

 

降谷とのライバル関係がいい

栄純よりもある意味主人公らしい、降谷。掲載誌がマガジンではなく、ジャンプならこっちが主人公になっていたのではないかと感じるくらい。

 

この降谷、凄くキャラがいいですね。出てきた当初は、いけ好かないクールな奴かと思いきや、意外に天然なキャラ。一方で、6巻の勝ちにこだわる降谷とのギャップを見ると、すごく魅力を感じますね。

 

青道のメンバー達も個性に溢れている

野球は9人でやるわけですから、最低でもその人数のキャラクターがいる訳ですが、そのメンバー達(ベンチやマネージャーも含めて)がとても個性的。

 

個人的には、バカストレートな伊佐敷純(いさしきじゅん)が特にお気に入りです。沢村の入学と同時に、プロ入りした東清国(あずまきよくに)もキャラ立ちしていて好きでしたね。

 

まとめ

ダイヤのA(1) (週刊少年マガジンコミックス)

ダイヤのA(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

スポ根マンガで、かつ青春、そして熱血に溢れているこの「ダイヤのA」。一部は完結していますし、ぜひ野球マンガで熱くなりたい人は読んでみては如何でしょうか。

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巻別まとめ

2巻

ダイヤのA(2) (週刊少年マガジンコミックス)

ダイヤのA(2) (週刊少年マガジンコミックス)

 

栄純の同級生が出てくる2巻。見た目とは裏腹に、クールな顔で剛速球を投げる降谷や、打撃センスと守備センスが光る小湊春市(こみなとはるいち)が登場します。

 

2巻の見どころは、降谷の剛速球シーンと、小湊と栄純で1点取るシーン。降谷の絶対的エース感と、栄純のチームで勝ちに導こうとする姿が対比されているように感じます。

 

3巻

ダイヤのA(3) (週刊少年マガジンコミックス)

ダイヤのA(3) (週刊少年マガジンコミックス)

 

2軍に昇格した栄純は、バッテリーとして、滝川・クリス・優とバッテリーを組むことになります。4巻に続くこの話、めちゃくちゃ良いんですよね。

 

話が進むごとに、目に光を取り戻すクリス先輩がカッコいいんですよ。ぜひ3巻まで読まれた方は、4巻もどうぞ!!

 

4巻

ダイヤのA(4) (週刊少年マガジンコミックス)

ダイヤのA(4) (週刊少年マガジンコミックス)

 

クリスと沢村のバッテリーがついに形になる4巻。新しいフォームを手に入れた栄純は、黒士舘(こくしかん)相手に先発ピッチャーとして戦います。

 

この黒士舘との試合の中で、クリス先輩とのバッテリーを組む様子は見ていてたまらないですね。ブランクにより出場を悩むクリスや、成長した姿を見せたい栄純など、みんなの色々な思いがこもった試合になっていますね。

 

5巻

ダイヤのA(5) (週刊少年マガジンコミックス)

ダイヤのA(5) (週刊少年マガジンコミックス)

 

この巻の見どころは、財前がバッターボックスに入る場面。中学時代に同じ学校に居ながら、黒士館に行って靱帯を断裂してしまった財前と、肩を壊してしまったクリス先輩。この二人が、バッターボックスで話すシーンに泣きそうになってしまいますね。

 

6巻

ダイヤのA(6) (週刊少年マガジンコミックス)

ダイヤのA(6) (週刊少年マガジンコミックス)

 

栄純よりもむしろ降谷の方がメインになっているように感じる6巻。練習試合で、メッタ打ちされながらも御幸にアドバイスを求めるシーンが良いですね。チームで降谷を成長させようとする様子に、一軍としての絆を感じます。

 

余談なんですけど、大阪桐生高校の投手、舘(たち)が、キャラクターとしてとても好きです。テンション上がってきたときの、あの顔、なんなんだ。。。(笑)

 

7巻

ダイヤのA(7) (週刊少年マガジンコミックス)

ダイヤのA(7) (週刊少年マガジンコミックス)

 

大阪桐生との試合、前半戦までは降谷が主役でしたが、後半戦は栄純がバックを信じて、投げていく投手として活躍し始めていきます。

 

8巻

ダイヤのA(8) (週刊少年マガジンコミックス)

ダイヤのA(8) (週刊少年マガジンコミックス)

 

丹波の顎の骨折により、一時的にチームの士気が落ちた青道のメンバーでしたが、伊佐敷、結城の二人により、活気を取り戻していく様子が青春を感じていいですね。

 

そして、この巻の見所は、甲子園予選一試合目の降谷の投球。やっぱり球威で押すタイプの投手は見ていて気持ちいい。栄純とどっちが主人公かわからんなぁ。

 

9巻

ダイヤのA(9) (週刊少年マガジンコミックス)

ダイヤのA(9) (週刊少年マガジンコミックス)

 

明川の精密機械、楊瞬臣が登場する9巻。降谷のスタミナを削る待球作戦で、揺さぶりをかけてきます。野球ってほんと色んな戦術があるんだなぁ。9巻のラストは楊が打席に立って終了。10巻に続く明川戦が楽しみです。

 

10巻

ダイヤのA(10) (週刊少年マガジンコミックス)

ダイヤのA(10) (週刊少年マガジンコミックス)

 

楊がほぼ主役の10巻。打者として気迫のあるスタートも、後半、投手として気持ちを乗せ始める様子も目が離せません。さらに台湾に在籍していた半年のせいで、二年生ながら、最後の甲子園に出ることのできない事実のおかげで、なんだが楊の応援をしてしまいますね。

 

沢村も、降谷も1年生コンビで継投して頑張るんですが・・・、この間の楊の気迫の前には、ちょっと印象が薄いかもしれませんね。

 

11巻

ダイヤのA(11) (週刊少年マガジンコミックス)

ダイヤのA(11) (週刊少年マガジンコミックス)

 

楊瞬臣(ようしゅんしん)率いる明川高校との試合の決着までが収録された11巻。二年でありながら、留学前に在籍していた高校の兼ね合いで、三年の甲子園には出ることのできないため、楊の試合に掛ける必死さが伝わってくる内容になっています。

 

1つの見所は、やはり明川高校が破れるシーンで、チームのメンバーが、楊をホームに返そうとするものの、残念ながらゲームセットとなった場面。楊の背中から、ホームが描かれている様子がもの寂しげです。

 

そして、この巻で超強力な一年生スラッガー「轟雷市(とどろきらいち)」が登場。市大のエース、真中相手にいきなりホームランを打つシーンはしびれますね。

 

12巻

ダイヤのA(12) (週刊少年マガジンコミックス)

ダイヤのA(12) (週刊少年マガジンコミックス)

 

もはや、轟雷市が主人公でいいんじゃないかとすら思う11巻。薬師戦、文句なしにめちゃくちゃ、面白いです。

 

降谷の豪速球をいきなりフェンス直撃するシーンや沢村との打席など、雷市の野球へのハングリーさが、読者へ迫力満点で伝わります。ハングリーさが溢れすぎてて、打席のシーンで、目がトンガリ+白目ばっかりなんですけどね(笑)

 

13巻

ダイヤのA(13) (週刊少年マガジンコミックス)

ダイヤのA(13) (週刊少年マガジンコミックス)

 

この巻の面白さは間違いなく、沢村と雷市の二巡目の打席。これのシーンのハラハラ感はヤバい。さらに、継投する川上がビビっている様子から、ピカ一郎こと丹波に回ってきそうな感じ。それとも降谷を戻すのか・・・。14巻が楽しみです。

 

本当に、雷市が主人公っぽいんで、スピンオフで丸々一つマンガが作れそうな勢いかんなっています。

 

14巻

ダイヤのA(14) (講談社コミックス)

ダイヤのA(14) (講談社コミックス)

 

薬師高校戦が完結する14巻。最終シーンの雷市が、カッコよすぎた。個人的な欲を言うなら、丹波VS雷市ではなく、栄純との試合にしてほしかったが・・・しょうがないか。ActⅡの方で、栄純と雷市が戦うシーンをものすごく楽しみにしています。

 

15巻

ダイヤのA(15) (講談社コミックス)

ダイヤのA(15) (講談社コミックス)

 

仙泉学園との試合が収録されている15巻。大巨人、真木の威圧感は凄いんですけど、やっぱり、14巻までの轟雷市のインパクトが強すぎて、あんまり面白くありません。

 

しかも、監督が「選手を信じていない」みたいなコメントを出した事で、青道の勝ちフラグが立ってしまった事も一つ要因ですね~。

 

16巻

ダイヤのA(16) (週刊少年マガジンコミックス)

ダイヤのA(16) (週刊少年マガジンコミックス)

 

桜沢高校と、稲実との対戦がメインになっている16巻。個人的に、桜沢高校のナックルボーラー長緒みたいなキャラクター好きなんですけどね。ベイビーステップのエーちゃんみたいで。

 

それを圧倒的な力差で封じ込める成宮鳴のキャラクターにはびっくりしました。雷市の時もそうでしたけど、作者の寺嶋さん、選手の凄味を書くのめちゃくちゃうまいですよね。

 

17巻

ダイヤのA(17) (週刊少年マガジンコミックス)

ダイヤのA(17) (週刊少年マガジンコミックス)

 

稲実との試合になるかと思いきや、タメの巻になっている17巻。この巻の見どころは、17巻の後半に収録されている青道メンバーの一年生時代が描かれています。こういう努力で上手くなった、みたいな経緯を描いているパターン、好きですね。

 

18巻

ダイヤのA(18) (講談社コミックス)

ダイヤのA(18) (講談社コミックス)

 

ついに始まる稲実との試合。先発は久しぶりの登板となる降谷。序盤から成宮鳴との投手戦になっているのが見ごたえがありますね。成宮、ふざけたキャラながら、試合の中ではかっこよく見えます。

 

19巻の煽りで、丹波への継投が決まっているようですが、その後はどうか、栄純、でてきてくれぇ!!

 

19~23巻

ダイヤのA(23) (講談社コミックス)

ダイヤのA(23) (講談社コミックス)

 

稲実との試合が展開され、決着がつく23巻まで。ここまでの間に予選後のエピローグまでが語られています。まさか、あの白熱した展開の中で、青道が負けると思いませんでしたね。バスの中で結城が泣いているシーンを見て、つられてこっちまで泣きそうになります。

 

色々と名シーンはたくさんありますが、やっぱり一番良かったのは、成宮鳴から、チェンジアップを二塁打にした、キャプテン結城の一撃。ありゃカッコいいわ。

 

今まで、何度かイメージトレーニングをして、バットを振りぬくシーンが結城にありましたが、このシーンの前振りのために、あのイメージトレーニングがあったんじゃないかと思っちゃいますね。

 

23巻を中心に収録されているエピローグも、悔しさと悲しさが伝わってくる内容ながらも、魅力的な巻になっています。前向きになれないタイプ、エースになろうとする人間。色んな感情が渦巻いていて、野球マンガというよりも青春ヒューマンドラマのようなシーンが多いので、読んでいて心が動かされるシーンがたくさんありますね。

 

24~25巻

ダイヤのA(25) (講談社コミックス)

ダイヤのA(25) (講談社コミックス)

 

3年生が引退して、御幸がキャプテンとなって始動した青道の新チーム。新チームとしての立ち上がりを中心に書いていますが、やっぱり稲実の試合ほどの鬼気迫る感じはまだありません。

 

一方で25巻に収録された薬師高校との練習試合で出てくる、雷市はやっぱり見もの。動物的な性格であり、ビックマウスだけど、実力が伴っているキャラクターという事で、主人公感に溢れており、魅力的でね。雷市のキャラクター好きだわぁ。

 

35~47巻

一気に王谷戦から、最終話までまとめ読みしました。正直、面白すぎて読むのをやめられませんでしたね。面白かったシーンはたくさんありますが、35~47巻の間では、やっぱりダントツで最後の薬師戦。最終話にぴったりですよね。

 

主人公、沢村が最後まで投げ切るのかと思いきや、最後にまさかの降谷登板。ラストイニングはめっちゃスピーディでしたが、迫力満点でした。もちろん、それまでの沢村の登板も魅力的過ぎ。薬師戦に限りませんが、チェンジアップを覚えてから見ごたえが増した気がします。

 

あと、ライバル校ながら薬師の轟雷市はいいですよね。ラストイニングで結局打席は回ってこず直前で終わってしまった様子はもの悲しさがあるものの、2年生以降も楽しみにさせてくれるシーンでした。

 

既に続編であるActⅡが発売されてますからこっちもリアルタイムで追っかけていこうと思ってます!!

 

 

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