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マンガルチャー

漫画は癒し

ダンジョン飯 1~2巻 【魔物で自給自足】 九井諒子

ファンタジー

この「ダンジョン飯」、ずっと気になってました。というのも、このマンガを書かれている九井諒子(くいりょうこ)さんというのは、このマンガがすごい!2014で7位にランクインしていた「引き出しにテラリウム」を書いている方なんです。さらに2012年にも「山の学校は竜の上」も選ばれているんですね。

 

そういった事もあり、とても気になっていましたが、なかなか買う機会がありませんでした。ただ、先日からkindleでこの「ダンジョン飯」ずっとランクインしていたのを見て、これは世間の流れについていかねばならん!!と思い、購入しました。

 

ダンジョン飯 1巻 (ビームコミックス)

ダンジョン飯 1巻 (ビームコミックス)

 

 

あらすじ

ダンジョンを冒険をするとお腹が空く、でも食べる物はない、となると・・・「魔物で自給自足」という、ある意味究極の選択をした剣士ライオス、魔法使いマルシル、鍵師チルチャックの三人パーティーに加え、10年来魔物を食べてきたドワーフのセンシ物語。冒険の本当の目的は、レッドドラゴンに食べられたファリンを助けることなんですが・・・

 

まず第一話では、「水炊き」と称して、「歩く茸」、「大さそり」、そしてRPGの定番「スライム」を食します。しかも、スライムは、干物にして食べてしまいます。さらに第2話では、「人食い植物のタルト」と、人を食べるはずの魔物を食べるという、食物連鎖の根本を崩す調理を見せてくれます。

 

このように、どんどん魔物を料理していくライオス達。ファリンを助ける目的はどこに行ったんだ(笑)

 

 

感想

ダンジョンにすむ魔物を食べるという時点で既成概念を崩されてるわけですが、さらに魔物の調理方法が予想の斜め上を行きすぎています。あらすじで紹介したスライムの干物。鳥と蛇のキメラ「バジリスク」のロースト。どんな感性で書いたらこんなマンガになるのでしょう。九井さんの創造力は無限大ですね。

 

物語の面白さはありますが、できればもう少し絵が綺麗で、文字が大きかったら、とても嬉しかった。ちょっと、スマホで読むには文字が小さいです。せっかくの面白い説明が、読むので疲れてしまう・・・。まぁ大きなタブレットとかで読めばいいんですが。

 

長期連載物ですが、どこまで続くのでしょうか。魔物の定番といえば、スライム、コウモリ、ガイコツなどがありますが・・・。まぁガイコツはそのまま出汁取れるか(笑)。既に第1巻で、予想のナナメ上をいかれており、ハードルがかなり上がっているので、「坂本ですが」のように長期連載の弊害でアイデアが出尽くしてしまった感が出てしまう事は避けて頂きたいところです。

 

巻別あらすじ

2巻(2015/08/12発売)

ダンジョン飯 2巻<ダンジョン飯> (ビームコミックス(ハルタ))

ダンジョン飯 2巻<ダンジョン飯> (ビームコミックス(ハルタ))

 

 マルシルが表紙の2巻は、魔物要素少な目のレシピが多く色んな人が見やすいテイストに仕上がっているのではないでしょうか。

 

最初の話はゴーレムを使った野菜畑の話だし、最後の話は水棲馬(ケルビー)の脂を使った石鹸の話と、1巻に比べれば、だいぶマイルドです(虫の話はありますが)。

 

そんなダンジョン飯は1巻よりも、センシの深い発言が多くなっています。魔法を使って火を起こそうと思ったマルシルに対して、「安易と便利は違う」と言ったセンシの言葉は、現代人が食べ物を簡単に手に入れ、気軽に調理して、作ってくれた人に感謝なく食べる事を、遠回しに伝えてくれているように感じます。

 

ところで、炎竜に食べられたファリンはまだ消化されてないのでしょうか。あんまりゆっくりな一行の旅路に、そちらの方が心配になりますね。