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まんがで夜更かし

「なぜあなたは漫画を読むのですか?」と聞かれたら、そこに漫画があるからと答えます。

重版出版 ドラマ 第1~7夜 感想 【出版社の世界ってこんな風になってるんだ】 松田奈緒子

ドラマ 等身大ストーリー
<本日のオススメマンガ>

重版出来! 1 (ビッグコミックス)

 

どうも、こんにちは、ヒビススムです。

2016年4月期のドラマとして始まった「重版出来」。以前から、重版出来はマンガとして人気が高かったのですが、残念ながらこれまで読んだことがなく、ドラマを先に見る形になりました。

このドラマ、とにかく面白いんですよね。人気マンガの帯でよく見かける「重版」という言葉がどういう意味なのかを、出版社の苦労と共に描かれてるんです。

 

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「重版出来」あらすじ

主人公「黒沢心(くろさわこころ)」は、日本体育大学出身の柔道選手。怪我により現役引退し、大学卒業後、週刊バイブスを初めとする出版社「興都館」の編集部に就職する。

編集部で新卒として働きながら出版社のイロハを学んでいくと同時に、素直で前向きな黒沢心に周りの人間が動かされていく。

 

 

ドラマの感想

このドラマの第一印象として、「見ていて気持ちがいい」んですよね。

黒木華さんが演じる心のキャラクターが新卒らしく真っ直ぐで、嫌味がないので、気持ちよく見れるんです。

 

心の他にも、編集部や営業部のキャラクター達も、アクが強いながらも誠実(自分に正直というのが正しいのかな?)な印象で、気楽に見れてしまうのが良いところ。

娯楽で見るものだからこそ、気軽な気持ちで見たいですよね。

 

 

キャラのアクの強さが編集の世界をわかりやすくしている

マンガの編集者の人がみんな、ドラマほどの個性を持っているわけではないと思いますが、脚色しているからこそドラマらしいわかりやすさを与えてくれているんです。

 

ちょっと話が逸れますが、漫画家のデビューまでをコメディ要素も入れて紹介している「こんな編集者と寝てはいけない」というマンガがあるんですけど、これも編集者のみんながアクが強いパターンの漫画。

 

こんな編集者と寝てはいけない(1) (マンガボックスコミックス)

こんな編集者と寝てはいけない(1) (マンガボックスコミックス)

 

 

この漫画もキャラクター達のアクが強かったからこそ、マンガの中でも編集部がどんな風になっているのかがわかりやすかったんですよね(特に、編集部にみんなが泊まり込みでいるシーンとか)。

 

他にも例を挙げるなら、編集者ではなくマンガ家目線になりますが、東村アキコさんの「かくかくしかじか」なんかもその良い例。

 

どのマンガもかな~り濃密なキャラクター達で構成されているからこそ、ストーリーに没入できて、結果的に読者へわかりやすさを与えているんじゃないかなと、感じています。

 

かくかくしかじか 1

かくかくしかじか 1

 

 

 

マンガが出版され、売れていくまでの過程を知ることができる

僕はマンガが大好きで本をたくさん読むわけなんですが、その本が出来上がるまでの過程は全く知りませんでした。

そんな過程を、簡潔にわかりやすくまとめてくれているのも「重版出来」の見どころ。

 新卒の心目線で物語が進んでいくので、丁寧に背景が説明されていて、仕事内容がよく分かるんですよね。

 

例えば、第二話で行われていた「部数決定会議」。確かに出版数を刷りたい編集部と、売れる本を調整する営業部との争いなど、一読者の立場なら知ることはないですから、そういう会議があるという事だけで目から鱗。大変だなぁ・・・。

 

また、同じく2話の営業部の人が書店員の人とやり取り(取引)していく様子も凄く面白かったですね。

営業部の人が売りたい本をアピールして、書店員の人とやり取りしてブースを作ったり、本を置いてもらうのように協力をお願いするという行動そのものが、自分たちの知らない裏側の世界なので、新鮮そのものでした。

 

こういった形で、大好きなマンガの世界の編集側を面白く、そしてわかりやすく教えてくれるのは本当に嬉しいし、同時に視聴者を楽ませてくれるのがドラマ「重版出版」の魅力ですね。

 

 

ススムのまとめ

ドラマを見て、シンプルに「面白い」と思えるこの「重版出版(じゅうはんしゅっぱん)」。マンガが好きな人には、ぜひこのドラマを見て欲しい。

今読んでいるマンガ、あなたが応援している作家さんを、今まで以上に応援したくなるような裏側を知る事ができる事間違いなし!

僕自身、ドラマそのものを見るのは久しぶりなんですが、「重版出版」は面白いんで、見逃さないように録画用のハードディスク買う予定にしています(笑)。

 

僕もマンガのレビューサイトを運営する人間として、自分が面白いと思ったマンガを紹介して、少しでもマンガ家さん達のお役に立てるような記事を書いていきたいですね。

 

重版出来! 1 (ビッグコミックス)

重版出来! 1 (ビッグコミックス)

 

 

 

各回の感想

第2夜

とにかく黒沢の新人らしさが眩しいのが目立つ第二夜。

ユーレイ営業部員と呼ばれて、もじもじしていた小泉純が黒沢の眩しさに当てられて、少しづつ変わっていくのが印象的な回でした。

 

正直なところ、黒沢には共感するところはほとんどなかったですが、小泉に凄く共感して、泣きそうになっちゃいましたね。

仕事をやりはじめて、やらされ仕事になってる時って辛いんですよね。結果が出なかったらなおの事。

そんな中で、新人のやる気に当てられちゃったり、自分が出来ない事をさらっとやられちゃうと凹んでしまいますよね。

そこからきっかけがあって、心と一緒に「たんぽぽ鉄道」の売り上げに試行錯誤するように変わっていってから、表情もはつらつとして、イイ感じでした。

 

出版社というと、「編集者の世界」というイメージが先行しちゃうんですけど、こういった営業部の努力ってやっぱり大事なんですね。

 

第3夜

「ツノひめさま」のマンガ家「高畑一寸」がスランプにハマる第3夜。

この回のコンセプトは「マンガ家と編集者の関係」になっています。

 

これまで、マンガの編集者の仕事って何しているかわかりませんでした。

イメージだけで言うと、締め切り間際に編集の人が原稿を取りに行くだけだと思っていたくらいです。

 

そう思っていただけに、この回を見て度肝抜かれましたね。

ネームを見て、マンガ家にダメ出ししながらもマンガ家を潰さないように二人三脚でマンガを作っていく。

これって、めちゃくちゃ大変な事じゃないですか。しかも、週刊誌なら毎週。恐ろしいわ・・・。

 

また、週刊誌の各マンガのアオリを考えるのが、編集者の仕事だなんて・・・。

今までアオリはさらっと見るくらいにしてましたが、当分の間注視して見る事になりそうです。なんといっても、編集者の思いがページに現れている部分ですから。

 

第4夜

新人マンガ家を探す第4夜。

コンセプトは新人マンガ家を探す事で、テーマは「持ち込み」。

 

マンガ家といえば持ち込みのイメージはありますが、あくまでそれは編集社だけでやっているものと思っていました。驚いたことに、コミケとかでもやってるんですね。

 

そのコミケを通じて、心が出会った2人の新人作家。

第4夜で発掘し、さらに第5夜で新人作家達の飛躍が期待できるような感じで、話が繋がっているので、次回が楽しみ。

 

ところで、新人作家のうちの一人である伯君のマンガ面白そうでしたね。実際にコミック化とかしたら面白いのになぁ。

 

第5夜

重版出来、ドラマめちゃくちゃ面白いですよね。マンガの実写化って上手くいかないケースが山程ありますけど、これは凄く成功しているケースだと思います。

今回は興都館の久慈社長が「運を貯める」行動の理由が語られる回。普段テキトーな高田純次さんがめちゃくちゃかっこ良く見えますよね。

そして「KICKS」の想定の話こちらもいいですよね。特にカバーラフで、書店の発売日が暗色系の並びが多い中で白を選ぶ話とかいいですよね。こういう販売戦略の中身の話は目から鱗です。

断裁の話はマンガが好きだからこそ、考えさせられますね・・・。あのシーンはなんだか悲しいですし、KICKSの初単行本が出る嬉しいシーンの対比が印象的でした。

ところで「ピーヴ遷移」コミックス出てくれないですかね。絵だけで凄く引き込まれるんですが・・・。

 

第7夜

 このドラマ、凄いなぁ。コミックスの再現度が高い、というか上をいっている感じがする。沼田さんが、中田くんのネームにビビってインク掛けるシーン。中田くんが、沼田さんのネームを読んで泣くシーン。僕もちょっと涙してしまいました。

 沼田さんのキャラクターって共感するのマンガ家だけじゃないような気がします。「いつか」できると思って、できない人ってたくさんいると思うし、僕もその一人です。

 中田くんのように自分にも、他人にも正直に生きられる人って羨ましいですよね。インクをカケてしまった沼田さんの気持ちがわからなくもないですよね・・・。

 

 そして新しく編集部が抱えた問題「牛露田先生の書籍の電子化」。ここからはマンガを読んでおらず、新鮮な気持ちで見れるので、めちゃめちゃ楽しみです。 

 

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