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波よ聞いてくれ 1~2巻 感想【25歳傷心中の破天荒女ミナレがラジオDJに?】沙村広明

波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンコミックス)

すごい面白く、かつインパクトのある漫画に出会ってしまいました・・・。それがこの「波よ聞いてくれ」。札幌を舞台に、地方のラジオ局のパーソナリティーに注目したマンガです。

タイトルだけ見て、何の漫画がまったくわからなかったのですが、「そういえばこの漫画、このマンガがすごい2016でタイトル見たような・・・」と思って手に取りました。結果、手に取って良かった。コレめっちゃ面白いです。

「波よ聞いてくれ」あらすじ

北海道のスープカレー屋「ボイジャー」でバイトしている超破天荒キャラ、鼓田ミナレは元彼に貯金のうち、50万円を持ち逃げされてしまう。

そんな傷心中のミナレがある日、スープカレー屋でバイトしていると、ラジオからなにやら聞いたことのある声と、身の上話が・・・。それは、ミナレが飲みに行ったバーで酔いつぶれて、話していたラジオ局のディレクターに録音された音声だった!

ミナレの声に惚れ込んだ腹黒ディレクター「麻藤」と、ラジオの経験なんて全くない(もともと興味もなかった)破天荒人間ミナレ。二人が出会うことでどんなラジオが生まれるのか?!

 

「このマンガがすごい2016」で6位に

このマンガは、まだ二巻しか出ていないにもかかわらず、凄く人気があります。その証拠に1巻しか出ていないときになんと、このマンガがすごいで、6位にランクインしていました。

賞にランクインしているマンガは、もちろん面白くて有名なマンガばかり。そんな中でで、1巻だけ発売されている時に6位に評価されているという観点で見ると、世間からの評価が高いんだなぁと思いますよね。

 

勢いがあり、小気味良いテンポで進むストーリー

主人公のミナレはドン引きするほど、その破天荒なキャラで、彼女だからこその軽快な面白ストーリーをたくさん産み出してくれています。彼女が発する言葉の数々から産み出される言葉巧みな発言、行動の数々がテンポが良くて小気味良い気持ちにさせてくれるんですよね。

1巻の中では、初めてラジオに出演したときの「地の果てまで・・・」のくだりと、AD瑞穂ちゃんの家に泊まらせてもらった時に、1人で発言しているシーン、そして「あんたとは、スープカレーくらい、さらっさらの関係でいたいのよ」のシーン。どの場面もテンポ良すぎです。

 

合間に挟む笑いも秀逸

主人公のミナレもかなり特徴的なキャラクターですけど、他のキャラクターも個性的で、かつ魅力的で発言が面白さに富んでいます

特に、ディレクターである「麻藤」と話してる時のテンポは、どのシーンもまさに漫才の掛け合いのように仕上がっています。他にも、ミナレの1人突っ込み、AD瑞穂ちゃんの亀に対する愛情。笑い所がたくさんあって困っちゃう。

勝手な想像ですけど、このマンガの作者である沙村広明さん自身が面白い人だと思うんですよね。後書きで書かれてる内容も、とても面白いですし。

 

「波よ聞いてくれ」まとめ

初めて手にとって読んでみた「波よ聞いてくれ」。ここまで進めておいてなんですけど、1巻では、ミナレが生でラジオDJをするシーンは一回もありません。

1巻ではラジオDJという、本題から離れたシーンが多かったですが、クオリティー高く、面白いマンガなだけに、2巻からミナレがラジオDJとして活躍し始めるところはさらに楽しみです。

 

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巻別の感想

2巻

相変わらず、クッソ面白い鼓田ミナレ。本格的にパーソナリティとして働き始める訳ですが、2巻の面白さはそんなところじゃない。光雄の下りが面白すぎ。これ、電車の中で読んだらアカンやつや・・・。

ミナレが光雄との体験談をラジオでパーソナリティとして話したのをきっかけに連絡を取ってくる光雄。その連絡が来たメールを見たときのミナレの「射殺」の下りが忘れられません。

 

沙村さんって無限の住人とか、ブラッドハーレーの馬車のイメージが強くて、シリアスなシーンの絵(間?)がうまい印象でしたが、「波よ聞いてくれ」を読んで、笑いのシーンのコマ割りもめちゃくちゃ上手いんだなという新たな印象を持ちました。

分かりやすく、テンポの良い笑いなので、いつかドラマ化されそうな気配がプンプンしますね。