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まんがで夜更かし

「なぜあなたは漫画を読むのですか?」と聞かれたら、そこに漫画があるからと答えます。

<完結>orange(オレンジ)1~5巻 感想【臆病な自分と、未来を変えて、翔を救う】高野苺

恋愛

 orange : 1 (アクションコミックス)

2015年12月に実写化が決まっている本作「orange【オレンジ】」。もうね、このマンガ、だめ。最後まで行かなくても、ちょいちょい涙が出てきそうになる。3巻まで読んだけど、たぶん最後は耐えられないと思う・・・。そんな気がする(追記:最終巻まで感想を追加しました)。とりあえず、あらすじ、感想、行ってみましょう!!

 

あらすじ

舞台は長野県松本市。高校2年生の春、始業式の4月6日に、主人公の高宮菜緒(たかみやなほ)のもとに、10年後の未来の自分から手紙が届く。

そこには、その日、遅刻したこと、転校生の「成瀬翔(なるせかける)」が転校してくる事など、始業式の日の内容が事細かに書かれていた。

その中には、「始業式の帰り道、翔を誘わないでほしい。絶対に」と書かれた文章もあったが、菜穂は、翔を含むグループのみんな6人で寄り道をしてしまう。それが、どんな「後悔」になるかも知らずに・・・

未来の自分から来た手紙の内容を受けて、今の自分が後悔しない選択を取れるのか。菜穂、翔、須和、貴子、アズ、ハギタの高校2年が幕を開ける。

 

プロモーションビデオ

 

感想(ネタバレ有、注意)

このマンガは泣ける。いや、泣かしにきてる。

ネタバレになりますが、未来の菜穂が翔を始業式で誘わないように頼んだのは、始業式の日に、翔の母親が自殺をしたからなんです。つまり手紙の通り、始業式の日、翔を誘わなければ母親は死ぬことはなかったはずなんですね。 

そして、母を失った後悔に耐えられなくなった翔は10年後の未来には、自分で命を絶ってしまい、もう未来の世界にはいない。

この設定だけで、色々と想像しちゃって泣けてきちゃいます・・・高野苺さん、セコイよ、こんな設定・・・

 

 

翔と菜穂の高校生らしい恋愛がもどかしい、しかし故に純

翔が抱えている「後悔」が描かれるシーンが数多くありますが、一方で同じくらい多いのが、主人公「菜穂」と「翔」の恋愛シーン。 

後悔により、選択することが怖くなっている翔と、10年後の未来を知ってしまっている菜穂が、少しずつ距離を短くしていこうとしているのが堪りませんね。

翔も菜穂も、ワガママを言うタイプではなくお互いを察するタイプの性格なので、二人の恋は純粋で素朴な形を成しています

 

 

グループのメンバーも素敵なヤツばかり

菜穂、翔がいつも一緒にいるメンバーは、貴子、アズ、ハギタ、須和の計6人。このメンバーがとても良いんですよね。 

翔と一緒にいることを嫉妬する上田先輩に絡まれた、菜穂をかばう貴子、アズ。実は菜穂の事が好きなのに、翔に遠慮する諏訪。ムードメーカー、ハギタ。 全員がとても魅力的なメンバーです。

 

 

まとめ

少女マンガは普段あまり読まないのですが、こんなにハマったのは久しぶり。この「orange【オレンジ】」めちゃくちゃ、面白いし、読んでいる途中で涙を流しそうになるシーン、盛りだくさんです。最後が楽しみだ!!

 

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巻別あらすじ、感想

2巻

orange : 2 (アクションコミックス)

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 一巻とは打って変わって、10年度の菜穂と須和の様子が描かれた表紙が目印の2巻。1巻が新緑に溢れて希望に満ち溢れている様子なのに対し、冬枯れの木々が凄く寂し気です。

 

翔が亡くなった理由が「自殺」であったと明らかになるこの巻。菜穂は同時に、翔を事故から助けても、本当に意味で救った事にならない事を知り、厳しい現実を突きつけられる。

 

この2巻で特に好きなシーンは二つ。まず一つ目は、菜穂と翔がプールで花火を見に行くところ。

 

翔と菜穂が二人で花火を見るシーンはもちろん、その直前に上田先輩に雑用を押し付けられた菜穂を、アズと貴子が助けたり、ハギタと須和が上田先輩をプールに行かせないようにする友達としての連携プレーが素晴らしかった。

 

そしてもう一つは最終ページの須和が「届いた?手紙」というシーン。

 

見開きになっていたり、絵が凄い訳じゃないんだけど、須和の優しさの溢れる様子が堪りませんね。

 

3巻

orange : 3 (アクションコミックス)

orange : 3 (アクションコミックス)

 

表紙も素敵だけど、実は裏表紙のメンバーみんなで戯れているのが素敵な3巻。この巻の見どころは、誕生日です。間違いない。

 

ネタバレになっちゃいますが、10年後の須和が翔の仏壇に花束を供えて、その後に菜穂に渡すシーンがめちゃくちゃ良いんです。

 

理由は、須和が翔に誕生日プレゼントを聞いたら、「花束」と答え、その理由を聞くと「そのまま菜穂にあげるから」というのを、実際に須和が代わりにやったからなんですよ。

 

これ、ダメなやつだ・・・泣ける。

 

他にも良いシーンはありますが、今までのシーンの中でダントツトップの名シーン。映画でもきちんと再現されることを期待しています。

 

そういえば、ソリゲリスは読んでみたいかも。

 

4巻

orange : 4 (アクションコミックス)

orange : 4 (アクションコミックス)

 

 4巻のメインは体育祭。なかでも好きなシーンは、マットを運ぶシーンで、初めて翔がみんなに母親が自殺したことを伝える場面。

 

このシーン、萩田の名言が刺さるんです。

 

おまえは知らないだろうが

 

俺たちがこんなに心配してるんだ

 

母親はもっと心配してるだろ

 

(orange,letter15より引用)

 

ムードメーカー萩田、ふざけることは多々ありますが、真面目になった時のギャップがいいですね。メガネ外したら意外にイケメンだし。

 

リレーで、言葉をつないでいくシーンも見どころ。これも映画化された時のシーンに期待ですね。

 

5巻

orange(5) (アクションコミックス(月刊アクション))

orange(5) (アクションコミックス(月刊アクション))

 

 ついに完結しちゃいました、「orange」。人気は凄くありますけど、長く続くわけでもなく、スパッと話を終わらせてくれるのは、いいです。このorangeは、まさにその典型かと思います。

 

さて、内容の感想なんですが・・・書きたい事が山のようにあって堪りません。今まで仲の良かった菜穂と翔がすれ違っていく様子、そして一生懸命翔に話しかけようとする菜穂、翔の生き死にの話はあるにせよ、まさに青春が詰まっている感じがします。

 

中でも一番好きなのが、ほぼラストに近いシーンで、メンバー全員が翔に手紙を渡すシーン。これは前振りのない話だったので、ビックリしたと同時に、泣きそうになりました(いや、泣いてたかも)。こんな友達・・・いいですね。

 

最後に、翔がどうなったかは・・・5巻を読んで確かめてみて下さい。