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【無料で読める】坂道のアポロン 感想【ジャズをスパイスにした高校生たちの青春物語】小玉ユキ

坂道のアポロン(1) (フラワーコミックスα)

今回紹介する漫画は、ジャズをテーマにした作品「坂道のアポロン」。ジャズと言えば、「BLUE GIANT」が有名な作品の1つとしてあげられますが、こちらは走りが少女漫画という事もあってテイストがかなり違います。

2017/06/04までの限定で、「坂道のアポロン」がアプリの「マンガワン」で、全話無料公開されていますよ。

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あらすじ

父親の仕事の都合で親戚の家に預けられることになり、地方の高校へ転校してきた西見薫(にしみかおる)。彼はちょっとしたストレスや緊張で吐いてしまうようなメンタルの人間。

元々、父親に買ってもらったアップライトのピアのでクラシックを嗜んでいた西見だったが、同じ暮らしの札付きの不良、川渕千太郎(かわぶちせんたろう)に出会い、ジャズをプレーしていくうちに少しづつ変わっていく。

 

ジャズは西見を解き放つ音楽

あらすじに書いた通り、西見はちょっとした事でストレスを感じてしまい、吐いてしまう体質になる程、心を痛めています。そのしがらみの理由は、①父親が遠くに離れてしまって海外で仕事をしていること、②引き取られた親戚の家の居心地が悪い事に起因しているように感じます。

その結果、秀才ながらの枠にハマってしかできない西見薫となり、ストレスを感じて現状に至っているという非常に痛々しい状態。物語の当初、クラシックしか弾かないというのも、優等生を演じているようにしか見えません。

 

しかし、律子の家の地下でジャズセッションをしてから少しづつ西見は変わっていきます。詳しく描かれている訳ではないですが、その理由は自由なジャズという音楽が、マジメすぎる西見を解き放つ結果になったからだと感じています。

ジャズという音楽を通じて、人の自由を表現しているこのマンガの背景は素晴らしい、と感じるばかりです。

 

千太郎の表と裏

持ち前のバカ明るさで西見を振り回している千太郎。西見と対極で、まさにジャズな生き方をしている高校生で、すごく好感が持てるキャラクター。苛められそうになる西見のところへ、毎回ヒーローのように現れるのは男としても魅力を感じますよね。

 

そんな千太郎ですが、2巻で水兵とキスをする女性を見て、「偽物」だと言い切る冷たい描写がありました。この感想は2巻までを読んで書いているのですが、千太郎の過去に何があったのか、明るいキャラクターなだけに裏の部分が気になりますね。

 

高校生ならではの恋愛観

少女漫画ということもあって、少年、青年マンガと比べて丁寧に恋愛表現がされているのもこの「坂道のアポロン」の特徴。

具体的な構図としては、「西見→律子→千太郎→2巻から登場する美女」という流れで悲しい追いかけっこ状態になっています。切ない・・・。

個人的な感想として、主人公二人よりも、幼馴染の女の子「律子」の心理描写がうますぎて、こちらまで感化されてしまいます。特に、お手洗いに行くと見せかけて、木の裏で泣いている描写はありがちな展開ながら、ココロにグッとくるものがありました。

 

BLUE GIANTとは異なる魅力

ジャズという事でどうしても比べてしまう、BLUE GIANT(ブルージャイアント)。結論から言うと、二つのマンガの好きな層は被らないので、面白さを比較することすらできない、というのが読んでいて思うところ。

 

BLUE GIANTは「とにかくジャズ」なんですよ。話の展開がすべてジャズ。プレーで心を動かすというのが前提で、主軸にジャズが来ています。

一方で「坂道のアポロン」は「ジャズがスパイス」なんです。人間模様を描写している中にジャズを織り込むことでそれぞれの青春に刺激を与えている感じになっています

 

あとがき

坂道のアポロンは音楽が前面に押し出されていない分、少女漫画らしい人間関係の描写が面白いですね。

ところで余談ですけど、「坂道のアポロン」はアニメ化されていて、その1シーンで学校でジャズをするシーンを見た事があるんですが、圧巻のシーンだったので、一見の価値ありです。

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