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まんがで夜更かし

「なぜあなたは漫画を読むのですか?」と聞かれたら、そこに漫画があるからと答えます。

東京タラレバ娘1~4巻 感想 【このマンガがすごい2015、第2位!!】東村アキコ

等身大ストーリー

東京タラレバ娘(1) (Kissコミックス)

 

東京タラレバ娘、読みました。「このマンガがすごい」流石の第2位、これは面白いわ。アラサー女子の切なさが溢れています。東村アキコさんの作品「海月姫」の方も少しだけ読みましたが、あっちは、主人公がクラゲ狂、そして、お相手が女装男子という、かなりぶっ飛んだ設定でなかなか素人には入りづらい設定。

 

一方、「東京タラレバ娘」はより身近でにいそうな女性たちで、共感しやすいキャラ設定になってます。それではあらすじ、感想、行ってみましょう。

※巻別の感想は後半に書いています。

 

「東京タラレバ娘」のあらすじ

主人公の倫子(りんこ)は、webドラマなどの小さな制作会社を立ち上げた、33歳彼氏なし。10年前、制作会社のアシスタント早坂にプロポーズされるが、早坂はサエない男だったので、倫子はプロポーズを断っていた。しかし、それから結婚できるような彼氏もできず、10年間が立ち、2020年東京オリンピックが開催される頃にはもう40歳という危機的な状態に陥っていた。

 

友達の香、小雪もほとんど状況は同じ。三人とも倫子と同じように、彼氏なし、結婚する予兆なし、という残念アラサー。集まって、居酒屋でワイワイガヤガヤやるのが、3人の息抜き。そんな大騒ぎしていた時、カウンターに座っていた年下の金髪の男に3人は注意され、ついには「おたくらはもう女の子じゃないんだよ」と痛烈な一言浴びせられる始末。

 

別の日、倫子はwebドラマの制作の仕事でテレビ局へ、そこでドラマの配役で上がっていた人の写真を見ると、居酒屋で痛烈な一言を浴びせてきたあの年下の金髪男「KEY(キー)」だった。

 

「東京タラレバ娘」の感想

いやー、もう一回言います。このマンガ、本当にめっちゃ面白い。ストーリー自体のリアリティも高いんですけど、33歳女子が自虐的になっている雰囲気をコメディータッチで表現するのが、とてもいいんですよ。笑いのテンポもいいし、比喩の表現もいいし・・・

 

倫子を初めとした3人の女友達を野球に例える所で、「ユニフォーム着てベンチに座りながら、若い子に試合頑張らせて、9回裏で代打で本気出してさぁ打つぞと思ったら、もう昔のキレがなくなってる」という所。これ、スゴイわかりやすい表現で、1巻の発言の中では、特にお気に入りですね。

 

タイトルの意味

タイトルの「東京タラレバ娘」のタラレバの意味は、その名の通り、「あの時~~してタラ」や「~~~してレバ」から来ており、倫子が23歳の時にプロポーズを受けていレバ、どうなっていたのか、とか人生の分岐点をそのまんまタイトルにしています。

 

「タラレバ」はタイトルに留まることなく、劇中に白子に似せた「タラ」というキャラクターと、レバーに似せた「レバ」というキャラクターがちょこちょこ出てきます。「タラ」と「レバ」は可愛いんですけど、倫子に言う事は妙に現実的で痛切なんですよね。

 

急所を的確に、そして容赦なく攻める金髪男「KEY」

33歳倫子には、生意気だけれども、的確にアラサーの痛いところを突いてくる、金髪男「KEY」が現れます。倫子からすると、かなり年下の設定なんですが、ズバズバ物事を言ってくるんですよ。

 

ただ、この「KEY」の登場により、タラレバで自分になんとなく言い訳していた倫子が、少しずつ変わっていきそうな雰囲気になっています。このKEYと関わっていく事で、倫子をはじめ、「アラサー三人衆が変化していけるかどうか」が東京タラレバ娘の見どころですね。

 

「東京タラレバ娘」のまとめ

「海月姫」が実写化した事もあり、この「東京タラレバ娘」も実写化されそうな気がします。個人的には、ドラマ希望です。ええと、できれば主演は深津絵里さんか、水川あさみさんで、よろしくです。

 

2015/12/11追記

このマンガがすごいで、2015年に2位を獲得した本作でしたが、2016年でも、2位で人気がある事が伺えます。他にも、「かくかくしかじか」が20位までにランクインしていた事を踏まえると、ほんと東村さん凄いっす。

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巻別のあらすじ、感想はこちら

東京タラレバ娘 3巻

東京タラレバ娘(3)

東京タラレバ娘(3)

 

 2巻でも強力な破壊力を持っていたが、さらに攻撃力の増している3巻。今までは、でっかいハンマーで叩かれているような印象だったけど、3巻はなんかぶっとい針で刺されてる感じ、見ててイタイ・・・。

 

2巻で香と、小雪のタラレバがスタートしましたが、3巻では香の方は少しお休み。一方小雪の方は、不倫男となんだか、うまくやっているのか、いないのか。

 

メインの倫子さんは、仕事を弟子に取られちゃったりで上手くいかないところにイケメンのバーテンダーと出会っちゃう。最終ページでは、なんだかこのイケメンからちょっと危険な香りもしていて・・・

 

 

本編も面白いんですけど、タラレバ娘は巻末のおまけも相当面白い。今回のタラレバがやっているバーがスゴイくて、「妥協できない女こそ本物の恋をしろ!!」と指導されるとか、厳しすぎるでしょ。

 

ぜひアラサー、アラフォーの独女で結婚したいけど、なんだかできないと思ってる方、ぜひタラレバ娘をお読みください。

 

4巻

東京タラレバ娘(4) (Kissコミックス)

東京タラレバ娘(4) (Kissコミックス)

 

 相変わらず、強烈な破壊力を持つ「東京タラレバ娘」。keyをはじめとする、若い子の辛辣な言葉にやられる様子は、もはやグロ系のマンガとほぼ同義なのではないでしょうか(もちろんグロ描写はないですよ)。

 

今まで女性に圧倒的な共感を得てきたマンガだと思う本作ですが、前巻から続いている、4巻冒頭の映画バーを営む男性の話は、性別を問わず楽しめる話です。確かに、話の合わない(というか、話してて疲れる)付き合いって辛いですよね、凄くわかる。

 

正解かどうかは誰もわからないけれど、別れる選択肢を取った倫子が強くなってくれる事を、応援しています(もはや、倫子がマンガのキャラクターに見えず、隣人に見えるんで、応援という言葉を使いました)。

 

5巻は、KEYとの展開がありそうな感じなので、どれだけグサグサ言われるのか、楽しみ半分、怖さ半分ですね。